ブックレビュー2
どっちも10代のときに読んだから、記憶が遠いナァ。『蟹工船』はまあいいとして『自動車絶望工場』はもう一度読んでみたい気もする。
って堅い前フリのわりに、今回のレビューは思いきり、やわらかめの本だったりして。
『結婚しなくていいですか。』(益田ミリ著)幻冬舎
コミックエッセイ風の本。小さな悩みを抱えながらひそやかに生きている30代中盤の独身女性ふたりが主人公。
知人のブログにレビューが出ていて、「香山リカ氏号泣!ってオビに出てたけど、別にあたしは泣けなかった。みなさんどうですか」というようなことが書かれていたので、わたしも買ってみたのです。
うん、結論から言うと、わたしも泣けなかった。年齢は自分に近いんだけど(汗)、職業が違うからかな(ひとりはカフェ店長、もうひとりは経理をやってる一般職)。自分の生活とビミョーなズレを感じてしまう。
アラフォー近くなってくると、悩みも細分化されてくるのかもしれません。仕事とか友達とか家族とかによって。
とはいえ、不満がのこる、ということでは決してなく。
むしろ、わたし、何人かの同世代独身女子に、この本読んだ?って聞いてます。「あなたはどぉ思う?」ってなんとなく感想をたずねてみたくなる本なのです。